ユニバーサルデザインな社会を共に…

ろぜっと山口

2013年11月28日 00:48

「読み取れ暴力」

難聴の方のブログです。

要約筆記者として、どんな支援・協力ができるのか…考えてみると、大したことはできないんです。

できることのひとつは啓発・・。

要約筆記という通訳をとおして、一般の人へ、書いて伝える方法があることを周知すること、

聴覚障害者でも手話を使わない人がいる、口話で完璧に読みとることはできないと伝えていくこと…

そんなことくらいしかできません。


でも、良いんです。…と思っています。(どうにもしょうがないっていう部分もありますけど)


聴覚障害者は情報があれば、自分で判断する能力はしっかりあります(健聴以上かもしれない)。


障がいがあろうがなかろうが、対等であることには違いがないですから、

どんなに頑張ってもこの部分は難しいから、手伝ってという部分をお手伝いできればいい…

そう考えています。


西さんのブログ…「ニシダツトムのそと・あそび」

ここに、団体の力に関する記載がありました。

啓発も個々がブログ等で呼びかけていくのは限界があります。

それに対して、団体が公的機関・行政等に働きかけていく力は大きいです。

だからこそ、

その団体には納得できる対応をしてもらいたいですし、そうでなければ意味がないわけです。


聴覚障害者は、ろうも難聴も中途失聴も同じ悩みを共有している…っていうのは簡単。

現実はそうとも限らない…ようです。

力をあわせ、行政等へ訴えて行く事は大賛成!当然しなくてはならない運動です。

けど…団体間の意志疎通すらままならない状況での交渉では…価値が半減しちゃう。

相手の状況説明に耳を貸さずに一方的に要望だけを突き付ける姿勢は嫌です。

それでも伝えなければならないことは伝えますけど…ビミョウな…女心です。


みなさん、書かれているように、

今日は聞こえていても明日、中途失聴してしまうかもしれない日常の中で、

聴覚障害に関する意識啓発をしていくということは…ユニバーサルな考え方です。

障がい者っていうのは、一部の人ではない。

誰しもそうなる可能性を秘めているのだということ。

だから…誰もが住みやすいように、生きやすいように変えていかないといけないんだよ。


そのための小さな一歩を踏み出すことで、嫌な思いをする人を減らせれば…

…それで良いんじゃない?ちょっと進んだじゃん?それを少しずつ広げていこうよ…。


「読み取れ暴力」の根絶は願ってますが…いきなりは難しい…小さな1歩1歩を…

一緒に歩めると良いなぁと思っています。(実は勝手な思い込みなんですけど)


あ、これって「信州あいサポート運動」の考え方と似てない???(自己満足)

今年はクリスマスの日が県との交渉の日です。

皆さんのご意見、しっかり聞き届けてもらえるよう、交渉しなきゃね(^_^;)

関連記事