地獄耳も努力の賜物

ろぜっと山口

2013年06月22日 14:50

聴者は聞くために何も努力していない…みたいなツイートが流れていた。

とんでもない!正しく聞き取るためには日々努力しているのだっ













お分かりいただけるだろうか?日々の涙ぐましい努力を!

日本語力がなければ、正しく聞き取れず、当然、正しく伝えることは難しいので…日本語の勉強

専門知識も必要というこもあり、新聞にあるようにテキストに沿った専門知識の学習や、
新聞そのものを読むことも。

そして何より、耳を傾けて聞いていないと、話し手の意図をつかむことはできない!ってこと。

「生返事」とか「聞き流す」とか…確かに、そういう時は…
   …何も努力していない

もちろん、言いたいのは、「聴覚障がい者は聞く努力したからって聞こえないんだ」ってことだとわかっているつもり。

ただね、聴者は何の努力もせずに聞こえている…っていうのは違うんだということもわかってほしい。

伝える時、コミュニケーションする時には聞く努力が必要で、自然に耳に入る音声とは別なのよ…。

いろいろな言葉に対して敏感になっていないと、
言葉として聞き取れないんだよ…笑っちゃうくらい…

たとえば~…
お笑い番組で、何かのコントをしているでしょ?

早口でわ~わ~しゃべっていて、観客が笑うでしょ?

あれ、ぼんやり見ていてもわからないの…。

「よっしゃ、聞いてやるぜっ!笑ってやるぜっ!」って気合い入れてみるのよ。

実は、聴者といわれていても、年代によっても、地域によっても使われる言語に差があるから、
聞き取るときには、多少の努力もしているの。

若者言葉がわからない、関西弁はわからない…なんてことは通訳の場では言えないもの。

それにね、わからなければ、何らかの努力をしなきゃ、お笑いは楽しめない(笑)

そうそう、言葉に対する努力って言えば…カタカナ語!

すごく多いでしょ?福祉の現場でも多用されるようになってきて、悩んでしまう…。

じいちゃんばあちゃん相手に、カタカナ語を使うことは少ないでしょうけど、
会議でも、伝達でも、厚労省の通達にも…結構な勢いで出てくるのね。

その都度、wiki先生にお聞きしているけど…(忘れちゃうので、都度)

あのカタカナ語、聞いた経験がないと、言語に聞こえないから困るのよ。
若者言葉も同じだけど。

聞いたことのない言葉は…なんというか…雑音程度にしか聞き取れない…。
(脳の老化?)

ってわけで…地獄耳といわれる私も、実は努力しているということ、よろしくお願いします!

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