報告
ショップの開店間もなくに飛び込みました。
「す、す、すみません!!!
iPad、お風呂に入れちゃいましたっ!!!
どうしたら良いですかっ!」
「あ、山口様。(落ち着いてます、ショップの店員。てか、名前覚えられてる)
お風呂に入れたとは?どの程度ですか?
完全に水没?濡れた程度?」
「ぽちゃ~~ん…と。
(目線で訴える…)」
「ぽちゃ~ん?完全水没ですね~」
「は、はいっ…」
「それでは、こちらに、みずぽちゃしてしまいましたと電話していただけますか?」
(と、電話番号の書いたカードを指さして、丁寧にすべきこと、言うべきあいことをアドバイス)
「あ、は、はい…」
「店の電話をお使いください」「ありがとうございます」
「ピ、ピ、ピ…フリーダイヤルでおつなぎしております…
ipodは1を、iphoneは2を…」
「ええええ???iPad…は???え?3???はいはい…」
「ルルル~…。はい、〇〇でございます。」
「
(店員さんの顔を見ながら、セリフを復唱するように…)
あ、あの、iPadを…みずぽちゃ…してしまいました…」
「はい、水濡れですね。
どの程度濡れたのですか?」
「はい、ぽちゃ~~んと…すっぽり浸かりました…」
「全面的な水没ですね」
「は、はい…」
「申し訳ないのですが、全面的な水没の場合、修理の対象となりません。
仮にお預かりしても、買い替えをお願いするようになってしまうと思われますので、
当方では、全面的な水没の修理は、初めからお受けしないようになっております」
「じぇじぇじぇ!?
じゃ…どうしたらいいの~~~(泣)」
(この時、ショップの店員さんに助けを求める表情)
「そうですね。修理はできませんので、新しくお買い求めいただくしかないかと思います」
「えええ?まだ動くんですよ、この子、まだ生きているんですっ!
(力入りました)」
「それでしたら、しばらく電源を入れずに、中に入っている水が乾燥するのを待ち、
乾いてから電源を入れてみてください。 うまくすれば、うごくかもしれません」
(うまくすれば…って…うまくいかなかったらどうすりゃいいのさぁ~)
(運を天に任せろってことね…
悪魔のささやきに誘われた報いね…神のお力を信じるのみ…(泣))
「それでは、山口様。 数日、様子を見てください。
それで何か調子が悪いようでしたら、またご来店ください」
「はい…よろしくお願いします…」
と、泣く泣くショップを後にしたのでした…。
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